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古本屋日誌

2025-10-17 14:53:00

今日はあれこれ出荷する本を梱包して郵便局に持ち込んでから、神戸のお客さんのところに出向く。

 

 

SB新書から出た『東京格差』によれば、首都圏は埼玉、千葉、神奈川から昼間にたくさんの人が通勤していて、東京一極集中となっており、そのため街並みも途切れることなく続いている。

 

しかし京阪神の都市圏はそれぞれ独立していて、首都圏のような一極集中は起きていない。大阪都心への通勤圏は尼崎市などにおよんではいるが、京都は京都、神戸は神戸で独自の経済圏を形成している。

 

著者のにゃんこそばによれば、その原因は京都大阪間に淀川の形成する湿地帯や大きな巨椋池があって、住宅地が分断され、交通の便がなかったことをあげているけど、俺は納得できないな。

 

 

京都の人たちにとっては大阪のノリは認められないものだったからだろう。

 

交通の便なんか徳川時代でも、京街道はあるし、淀川の舟便もいくらでも整備されていたから、至便だったわけで、行き交いの阻害要因などない。

 

大大阪時代の大阪は、つまりはアメリカのノリで、スクラップアンドビルドで古いものを破壊して何でもかんでも作り変えるのが流行していた。

 

 

それを美しいと感じる価値観もあったし、また日本帝国主義の屋台骨を支えるスーパー近代都市として讃える視線もあった。

 

東京の人たちなど、嫉妬と羨望の眼差しを大阪に向けていたのだが、京都の人たちは一顧だにしなかった。