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古本屋日誌
2025-10-07 13:15:00
光文社新書から博報堂生活文化研究所の『Z家族』が出た。
Z世代といわれる、二十歳前後の若者のメンタリティをデータから読み取ろうという試みだ。
なかなか興味深い内容が含まれていて、そのひとつは親との関係だ。
わしは1961年生まれだが、ものごころ付いてから、親と出かけたり、あれこれコミュニケーションを取ったりする習慣がなかったな。
ところが彼らは親との関係が濃密で、趣味を共有したり、人生の節目節目でのアドバイスを求めたりして、日々ラインで頻繁にやり取りをしているというのだ。
これは我々の世代は親世代とのギャップが激しくて、彼らのアドバイスが役に立たなかったのに対して、Z世代は親との共通点がたくさんあって、先輩としてその経験が実に参考になるからのようだ。
女性の社会参加も当たり前になっているから、母親がTOEICでの点数で社会人となった時のキャリアの刻み方に差が出るといった具体的なアドバイスをすれば、子どもは素直に話を聞くわけだ。
また驚いたことは30年前(1994年)の若者と比べて交際している異性がいない割合は変わらない(男性7割、女性も6割強)のだが、「友人として交際している異性」の割合が激減している。
これは30年前はクリスマスイブやらなんやらのイベント時に相手がいないことへの圧力が強かったが、今は別に異性と過ごす必要はないだろう、と圧が弱まっているからだという。
だから昔は友達以上恋人未満みたいな異性を作ろうとしゃかりきになっていた恋愛至上主義の世相であったということでもある。