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古本屋日誌
うちは本の在庫を本の大きさに関係なく、仕入れた順に並べていて、割と簡単に注文のあった本を探し当てることが出来る。
しかし稀になかなか見つからない本が出てくる。先日も講談社学術文庫の『日本の歴史シリーズ、18 文明としての江戸システム』が見つからない。
学術文庫は全て群青色の背カバーであるし、この『日本の歴史』シリーズは背表紙にも目立つ大きな文字で「日本の歴史」が表記されているから、目立つはずなのにない。
Amazonでは1週間でキャンセル率が2.5%以内に収まるようにする規定がある。本が見当たらず、キャンセルすることは滅多にないから、今回キャンセルしても問題はない。
ただキャンセル率がずっとゼロなのに、それが途切れるのが少し気になる。
実はこの『日本の歴史』シリーズは人気があって、まだ本屋に並んでいて、仕事に行く時の最寄り、ジュンク堂の天満橋店に在庫があることは少し調べるとわかった。
ただ新品だから1200円くらいするし、重版だから帯は付いていない。
わしが出品していたのは初版の帯付きだから、新品とはコンディションが違う。
特に帯の有無は気にするお客さんもおられるし、いくら新品とはいえ、納得されない可能性もある。
ただ、文学書ではなく、人文科学の本だから読めたらいいと思っている可能性もあるから、その場合ならむしろ歓迎されるだろう。
しかしもし逆なら返品してもらい、返金処理するというのはいかにも面倒だ。結局買うのはやめたのだが、そうするとヒョイと本が見つかった。
お客さんの方からのキャンセルもあって、「送料が高い」というのがたまにある。
うちはあらかじめ、本代と送料をお示しして、決済前に確認できるようにしているし、その金額で納得して注文されているはずなわけだから、不思議な感じがする。
それでお客さんにちょっと聞いてみることがある。
すると、お客さんは送料というのは純粋に郵便物の料金だけだと思っておられることがわかる。
もちろんそんなことはない。
郵便物料金に加えて、梱包資材その他がかかっているし、梱包して郵便局に持ち込む手間賃も入っていて、そのことはお客さんにも文書でお示ししている。
1番多いキャンセル理由は、「間違えて注文した」というもので、大半はこれだ。間違いは誰にでもあるから、これは仕方がない。