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古本屋日誌
「まんだらけ」は、元は絶版漫画の専門店だったが、今や美術書、文学書、オカルト本、から、ソフビ、フィギュア、ポスター、セル画などなど、古いものなら何でも扱ってる感がある。
大阪には梅田と恵比須町に2つ店舗があるが、活字本を扱うのは恵比須町の「グランドカオス」で、そこへ行ってみた。
堺筋線の恵美須町駅の一番南の出口から地上に上がり、堺筋に沿って北に歩く。
改札を出て、地上に向かうエスカレーターが降りてきたが、中には欧米系の2人が乗っていて、降りない。
そのまま、また地上に、一緒に上がっていく。エレベーターは地上から、さらに上の階にも行くから、どこかの階に行っての帰りなんだろうけど、間抜けな連中だ。
まんだらけは6階建ての細長いビルで、南側はモータープールに面していて、黒く塗装されているが、そこに白い落書きがある。
だいぶ前の深夜に、何者かが悪戯書きしたもののようだが、まんだらけとしては犯人を捕まえたい意向で、そのままにしてあるし、店内には設置してあったカメラでとらえた犯人の画像に添えて、有力な情報提供者には謝礼30万払いますとのポスターが貼ってある。
誠に結構なことだ。落書きを消すだけでもかなりの入費になるわけだからね。
堺筋に面した東口から入店して、すぐのエスカレーターで4階。
ここは画集、図録、写真集、文学書、文庫、児童書、オカルト本、占い本、SF、芸能本、社会科学書、みすず書房の本なんかを並べている。
画集には島村信之や高塚省吾のきれいなものがあったし、10年くらい前に京都文化博物館で開かれた洛中洛外図の展覧会図録「京を描く」も並んでいた。
廉価本としては1冊110円で文庫や新書、雑誌なんかが並んでいるが、俺としては興味惹かれるものはなかった。
文学書は山田稔、坪内祐三、小島信夫、村上春樹などがある。文庫本は岩波文庫、ちくま文庫、ちくま学芸文庫、創元推理文庫、河出文庫、講談社文芸文庫などがまとめて置いてあるが、数は少ない。
3階におりてみると、ビンテージ漫画が並んでいて目の保養になる。
雁屋哲の『野望の王国』全28巻揃、『どおくまん作品集』のバラ『トイレット博士』全30巻揃、滝田ゆうのハードカバー、『嗚呼花の応援団』の何冊か、平田弘史の本、『キャンディキャンディ』全9巻揃(3セットあった、少しコンディションの劣るものは1万くらい安い)
このあたりはまんだらけでないと拝めない作品ばかりで、さすがは日本一のマンガ専門店だけのことはある。
『キャンディキャンディ』など3セットも持っていることがそもそも驚くべきことなんだが、コンディションをきちんとチェックして、それに応じた適正な価格設定をしているわけで、客は安心だし、また専門店の矜恃を見る思いがする。