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古本屋日誌
7月20日の日曜日、昼から京都に出て、高島屋別館6階にある蔦屋書店のラウンジで打ち合わせ。
友人が上田秋成の掛け軸(群馬の古書店から、65000円)を入手して、それを額装にしたいというので、長浜にいる知り合いの表具屋に連絡してやってもらうことになり、その段取りを話し合う。
俺は骨董品の知識はないし、また興味もないが、徳川時代の読本作者として著名な上田秋成の書なわけだから、これは1つの眼福と考えて、お付き合いすることにした。
蔦屋のラウンジは有料なんだが、置いてある本が読めたり、飲み物もあるし、ちょっとしたパン(クロワッサン、ロールパンなど)果実グミなんかも食べれる。
われわれはタイプBという8人まで入れる液晶ビジョン付きの個室(1時間半で6000円)を予約していた。
さて掛けじだが、30センチ四方くらいで料紙にサラサラと3行にわたって草書体でしるされている、文字は今のところ読めない。
長浜の友人は元々俺と一緒の塾で英語を教えていたのだが、30くらいの時に、よくあるパターンなんだが、親元に帰り家業の3代続く表具屋を継いだのだ。
元々海外旅行が好きで、旅行先のペルーで幼稚園の先生をしていた今の嫁さん(もちろんペルーの方)と出会い、結婚して、今に至るまで夫婦相和しておられる。
彼の話では地元の長浜でも寺の檀家が減り、後継もおらないため、廃寺になってしまうことがしばしばあって、表具屋の仕事はあがったりだというのだ。
ただ彼はスペイン語が出来るし、長浜にはたくさんペルーやプラジルをはじめとして、ラテン系の労働者が来ているので、その人向けの通訳の仕事が立て込んでいて、「今はそっちの方が忙しい」という。
打ち合わせでは、文字が書いてある本紙の上と下に貼り付けてある金色の一文字は残して、UVカットを施した木製の黒縁額に移す形でやることになった。数ヶ月かかるが「10万までいくことはないよ」とのことだった。