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古本屋日誌

2025-07-02 14:55:00

奈良の進学校、西大和学園の浮世博史がさくら舎から『さらにくつがえされた戦国・安土桃山・江戸時代史』を出した。

 

 

浮世は大阪教育大の院を出て、長らく中学受験の浜学園で社会を教えていたが、退職して今は西大和にいる。

 

 

これまでも百田尚樹の『日本国史』の問題点を細かく記したた全2巻の通史なんかも出していて、なかなか興味深い人物だ。

 

 

われわれが習った歴史の知識は、その後の研究で改められていることもいろいろあって、今回の本でも徳川時代の慶安の御触書が実は発布されていないことなんかが書いてあって驚いた。

 

 

それはありがたいことなんだが、浮世の面白いのは、世に通っている通説に異を唱えて、自分なりの解釈を出しているところだろう。

 

 

うなぎの捌き方は東京は背開き、大阪は腹開きで、これは関東では武士が多いので腹開きにすると切腹を連想して縁起が悪いからだとものの本にはある。

 

 

しかし、浮世が言うには東京でもうなぎ以外の魚は全て腹開きなわけで、うなぎだけが背開きとなっていらわけだから、通説では説明になっていないと言う。

 

 

確かにその通りで、彼は東京のうなぎの調理法に絡めて、なかなか説得力のある説明を記している。