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古本屋日誌
2025-07-01 12:28:00
長嶋茂雄が先日亡くなり、河出文庫から出ていた『長嶋茂雄語録』やPHP文庫の『長嶋茂雄大事典』なんかが高騰している。
長嶋のバカバカしい言動を面白がるファンもいるし、また河出文庫の『語録』は実質的には彼のプレーの写真集なので、『ナンバー』に掲載してあるようなアグレッシブなプレーを楽しむこともできる。
ただ1963年から73年に及ぶジャイアンツの9連覇なるものは茶番でしかない。
野球という偶然の要素も多く、弱いチームでも拍子で勝つケースもあるスポーツで、同一チームが優勝し続けるなど、興行にそもそもなっていない。
単に戦力を独占していただけの話で、そんな低レベルな試合を延々と見せられるわけだから、たまったものではない。
俺は1973年は小学6年だったが、学校を休み、例の最終戦(10月22日だ)を、甲子園にタイガースの優勝を見に出向いた。
一塁側のボックス席だったと思うのだが、近くには東京から来たとか愛知だとか、北海道からだとか、いろんなところから来ている人がいた。
熱心なタイガースファンなのかなと思ったのだが、そうではない人もたくさんいた。
「とにかく巨人は嫌い」「いつまでも優勝するなど下品」「巨人が勝つ試合など飽き飽きした」「長嶋て調子に乗ってるだけで不愉快」というのだ。
興行で、人気商売なのに、ジャイアンツのみ戦力を独占して勝ち続けるスタイルを下らない、バカげていると思う人がそれなりにいることがよくわかった。
実に健全な感性だ。