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古本屋日誌

2025-05-20 13:43:00

今日は朝から夏の日差しが照りつける中、出荷してから、再び姫路に出向いた。

 

 

姫路文学館に行こうと思うのだ。

 

大阪駅に10時45分に着いたのだが、新快速は30分遅れとなっていて、10時15発のが4番乗り場にやってきた。

 

 

発車以降は順調に推移したが、加古川、姫路停車直前に信号待ちで待たされて、結局着いたのは12時15分くらい。

 

 

すぐに18番乗り場から神姫バスに乗る、平日ということで高校生がたくさん並んでいる。

 

 

4つ目の停留所で降りて、北向きに300メートル進んだ山際に安藤忠雄プロデュースの文学館はあって、入り口から長い石畳の、左手に砂利を敷き詰めた人工の川を見ながらスロープを上り、途中左手に折れる道があって、そこを進むと南館に出る。

 

 

構わず上り続けるとまもなく車谷長吉展の会場である北館に到着する。

 

 

今日は展覧会はさておきショップで、いろんな車谷の本を見にきたのだ。

 

 

まずやはり目につくのが直筆の色紙だ。彼の吟じた俳句がサイン、落款とともに記されていて25000円、10枚くらい並んでいる。

俳句関係では『車谷長吉句集』(沖積舎)が平積みになっている、改訂版だ。

 

 

ただ俳句は使われる言葉の大半が日常では見受けられないジャーゴンみたいなものです、そんな暗号みたいなものを振りかざして、いいとか悪いとか評されても、しらけるばかり、一種の神学みたいな感じがする。

 

 

文庫本では朝日文庫の『人生の救い』が置いてある。この本は車谷が答えた人生相談が載っているもので、人気があって今でも手に入る。

 

 

日曜日に来た時朝方は数冊積んであったが、昼ごはんを済ませて戻った時には全て売れていた。今日はまた数冊積んである。

 

 

他には去年中公文庫から出た『漂流物 武蔵丸』が数冊。

 

 

これはもと新潮文庫から出ていたのだが、今は品切れでなぜかこのところ探している人が多い本だ。

 

 

それ以外には文庫本は置いてない。品切れになっているのだ。

 

 

単行本は『業柱抱き』の初版、帯が一冊、ただかなり小口に焼けがある。なんでも高橋順子さんが展覧会に合わせて単行本を何点か出品されたそうで、その一冊だろうと思う。

 

 

『白痴群』『人生の四苦八苦』『癲狂院日乗』『阿呆者』などがある。嫁の高橋順子が著した思い出話の本もある。

 

 

珍しいところでは『隠国』と題された歴史小説、箱入り、サイン、シリアルナンバー入りで9900円、3冊積んである。

 

 

もちろん『車谷長吉全集』も最新刊の第4巻を含めて全部並んでいる。

 

小一時間いたが、今日は訪れる人も少ない。車谷の著作は翻訳されて海外でも出版されているが、姫路城観光のついでに訪ねようという外国人はまだ少ないようだ。

 

 

一通りチェックして、スロープを下って南館に行き、喫茶店で名物のナポリタン(飲み物、サラダ付きで1300円)をいただいた。