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古本屋日誌

2025-05-17 13:40:00

中央公論社から出た『完全版 沖縄戦』を読んでいる。

 

 

前にも書いた通り、帝国陸海軍の読みでは、本島の飛行場を占領されてしまうと、そこから戦闘機を飛び立たせて、機動部隊(空母を含む艦隊)の防衛が可能になり、特攻の効果が薄れてしまう。そこで何度となく、防御陣地、つまり地下壕から出て夜間に総攻撃をかけて飛行場を奪い返そうと考えた。

 

 

しかし参謀の中には、それはなんの意味もないばかりか、貴重な時間、弾薬や人員を無駄に無くしてしまうだけの愚行だとの意見を持つものもいて、作戦の実行は躊躇われた。

 

 

例の戦艦大和を沖縄に突っ込ませようとした捷1号作戦では、陸海軍が特攻攻撃を大規模に行い、相当な損害を機動部隊に与えたことは確実だから、米軍に地上部隊が大規模攻撃をかけても、艦載機からの攻撃は行い得ないのではないか、などという情勢分析もなされた。

 

 

現実はその翌日にも艦載機からの攻撃や艦砲射撃を受けたので、作戦は中止されている。

 

 

なかなか興味深い話だが、この本は誤植が多い。

 

 

「米軍の猛者を受けた」(猛攻だろう)

 

「部隊は多くの損害を生じながらも検討して陣地を保持した」(健闘だろう)

 

 

「米軍の攻撃は次第に低調となり、沖縄周辺の艦船も著しく減少し、飛行機の来襲も少なくなかった」(少なかった、だろう)

 

校正がめんどくさかったのだろうか。