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古本屋日誌

2025-05-13 20:36:00

先月の19日から、姫路文学館で車谷長吉の展覧会が行われている。

 

ちょうど没後10年で、全集の最終巻も刊行された。第4巻なのだが、12000円くらいする。これまで刊行された1から3巻はそれぞれ5000円くらいだったから、かなり上がったなあ。

 

俺はあんまり全集に価値を感じていない。いくら力のある作家でも大半はどうでもいい作品であり、そういうつまらない作品も含めて読もうという考えが理解できないからだ。

 

彼の著作は文春文庫や新潮文庫でいろいろ出ているが、直木賞の『赤目四十八瀧心中未遂』などを除いて、品切れになっているものが多い。

 

文春文庫では『忌中』とか『贋世捨人』、新潮文庫の『漂流物』とかなんだが、これまでは品切れなのに古書価は安かったな。

 

 

しかし亡くなって10年も経ってから、全集の最終巻を出すわけだから、出版社としては、充分採算が取れると判断しているのだろう。

 

 

確かにこのところ、車谷の文庫本は少しずつ値段が上がっているし、注文も増えている。