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古本屋日誌
今日は出荷してから心斎橋に出てブックオフ心斎橋店に行ってみた。
心斎橋筋はいつも通り外国人客もいっぱいで賑わっていてありがたいことだな。
徳川時代の心斎橋は石屋の浜で、石材の荷揚げが行われる一方、心斎橋筋は本屋がたくさんあった。
昭和の時代は、駸々堂書店が北づめに二階建ての店舗を構えていたが、倒産してしまい、今は薬局になっている。
古本屋は南詰に中尾書店があって、占いの本、郷土史、浮世絵、一枚刷り、輪本なんかを扱っている。外国人客に土産として重宝されていると思う。
そして北側にブックオフだ。ここは地下1階から三階までの4フロアーが古本屋であり、壮観だ。
いつも不思議なのは、ブックオフの仕入れは近隣からだとのことなので、心斎橋店も中央区や北区、浪速区あたりなんだろうけれども、文庫を中心に水準の高い本が多い。
中公文庫ではイスラームの聖典の『ハディース』が揃っていたり、ちくま文庫では『現代民話考』がたくさんあったり、岩波文庫では『近世風俗志』と普通の人が読まない本が置いてあるケースがある。
またなぜか絵本もたくさんあって、1階の向かって右手端から2番目の本棚にずらりと20メートルくらい絵本だ。
座り込んで読めるように、床にはカーペットも敷いてあるから、店の読みとしては、家族連れや、子ども単独でも店に来て絵本を楽しんでくれると考えているのだろう。
しかしよく出向いている俺の見るところ、絵本コーナーにたくさん子どもがいるのを見たことはないから不思議だ。たくさんどころか、ほとんど目にしない。
心斎橋や丼池、本町あたりはオフィス街だったり、観光地だったり、繊維問屋だったりするわけで、子どもをたくさん抱えた若年層が多いとは思えない。
リーマンは多いだろうから彼らの好む歴史小説がたくさん置いてあるのなら、納得できるんだけどね。
それで、ずっと疑ってるのは、心斎橋店は他所の店で仕入れた本を流してもらっているのではないだろうか、ということなのだ。もしそうなら、他の店から問題視されないんだろうか。
もちろんなんの根拠もないし、客としてはいい本が買えてありがたいことなんだけどね。
それはそれとして、この店が魅力的なのは繁華街の中心部に位置していて、喫茶店や食事できる店がいくらでもあることだ。
斜向かいにはドトールが三階建てで出店しているし(ブックオフができるまでは、ここは古本屋はだった)、スタバ、コメダ珈琲、フリスピークリームドーナツなんかもある。
食べ物屋はCoCo壱、一風堂、鶴丸うどん、うさみ亭松葉屋などいくらでもいい店がある。
ブックオフを見てから北に上がり「シモジマ」で封筒、ポリ袋、消しゴムなどをこうてから、天満橋に出て、大川を渡って、予約していた造幣局の通り抜け。
今年は寒いのでまだ満開とはいえないが、露店もたくさん出ていた。