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古本屋日誌
今日、明日は、河原町御池のゼスト地下街で古本市が開催となる。
早速朝から行ってみた。地下なので雨風の影響もないし、暑さ寒さからも解放されて快適だ。
竹岡書店、小亀屋、ぼあい書房、アリバイブックス、空き瓶、石川古本店など京都の古本屋10店ほどが出店している。
10時半のオープンで、売り場の中央には映画のポスターや錦絵がたくさんあって魅力的だ。
また石川古本店は漫画専門店だけあって、手塚治虫のファンクラブの出した復刻本などをたくさん並べていて素晴らしい。
岩波文庫の『ユートピアだより』河出文庫の『パリの手記』全5巻、『天才と狂人の間』ちくま文庫の『南ヴェトナム戦争従軍記』『プルタルコス英雄伝』全3巻など、わりと珍しい本も並んでいた。
しかし岩波文庫の『近世風俗志』全5巻や大塩中斎の本、『人間知性論』全4巻、講談社学術文庫の『第二次大戦に勝者なし』全2巻、『今鏡』全3巻、『源氏物語湖月抄』全3巻、ちくま文庫の『現代民話考』全12巻、『東京ミキサー計画』、『悪魔の冷酒』全2巻、ちくま学芸文庫の『ボードレール批評』全4巻、『古事記注釈」全8巻いったかなり珍しい本はなかったな。
これらの本は確かに珍しいとはいえ、この時期であれば、店舗で扱っている古本屋はちゃんとある。それなのに、10店舗も出店していて見当たらないというのは不思議だな。
俺が思うには、実は持っているのだが、通販で販売した方が効率がいいので、古本市には持ってきていないのだろう。
古本屋にとってこの時期は仕入れた本がたくさんあるし、仕入れに資金を投入しているので、できうる限りたくさん売りたいところだ。
古本市に出店するのは魅力的な方法なのだが、問題は場所だろう。
屋外は賃料は安いけれど、雨の心配がある。
かといって屋内、地下街となると、高いし、展示スペースが十分に確保できない。
実際今回のゼストでも、一店あたりのスペースは平台2つくらいで、大した量を置けるわけではない。
それにお客さんも近場での人に限られるだろうから、先に挙げたような本を運び込んでも売れないおそれがある、と勝手に想像してみた。