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古本屋日誌

2025-01-28 11:29:00

大阪の古本屋では、もちろんブックオフは日本一の古本屋なので、素晴らしいのだが、天牛書店が圧倒的にすぐれている。

 

戦前からすでに有名な古本屋であったし、角座前の店も、アメ村の店もよかったし、さらに勢いに乗ってハワイにまで出店したことがあった。

 

 

この古本屋の立派なところは本のコンディションのチェックが行き届いていることだな。

 

 

線引きがある場合はきちんと表示されて値段も安くしてあるし、小口に焼けがあったり、本に歪みがあったり、カバーにスレがあったりする場合もその旨記載があって安くてしてあるのだ。

 

 

俺も本のチェックをもちろんするのだが、線引きを見逃してしまうこともある。

 

前に、天牛の本店で「線引きの有無はどないして見つけはりますの❓」と尋ねたことがあるが「こないしてね、パラパラみてね、違和感やね、どこか不自然ゆうのがあるのやわ」とのご返事をいただいた。

 

 

「違和感」ねぇ、さすがはプロの中のプロフェッショナル、俺には理解することも難しい。

 

 

さて、天牛の天神橋店を訪ねてみよう。

 

11時のオープンと同時に店頭に2台のワゴンが引き出され、外側のには50円均一の文庫と新書がぎっしり詰まっている。

 

こういうワゴンには時代小説が入っている古本屋が多いが、天牛はそれは少なく、かなり古い文庫本や海外の作品が並んでいる。

 

 

中上健次の『岬』(文春文庫)、トフラーの『第三の波』(中公文庫)、新潮文庫の髙橋たか子の本とか、なかなかこういう少し昔の本は手に入れにくい。

 

内側のワゴンには100円均一の単行本がたくさん並んでいる。

 

ドアを開けて店内に入ると、左側の壁にラックが設けてあってたくさんの雑誌(『ランティア』「文藝別冊』など)とその上には図録が並んでいる。

 

少し進むと左手壁面には300円均一の単行本がずらりと並んでいる。法政大学から出ている『化粧』、ミネルヴァ書房の『船場』などがある。

 

さらに進むと講談社学術文庫がたくさん並んでいる。

 

その向こうには大きなショーウィンドウが設置してあって、司馬遼太郎の初版本やちくま文庫の『夢野久作全集』なんかが置いてある。

 

その左には海外の文学作品、国内の文学作品、本に関する本 作品論、黒っぽい小説、日本の歴史、世界の歴史、民俗学、宗教学、理工書、辞書と並んで店の奥に到着。

 

どんつきには、天井まで届く大きなガラスが嵌め込まれていて、その外はせんざいだ。

 

今度は右手を見てみると、店に入ってすぐ右には腰くらいまでの高さのショーウィンドウが置いてあって中には一押しの図録なんかが置いてある。

 

また壁面にも図録や全集が置いてある。さらに進むとレジがあって、いつも3人くらいの店員さんがいる。

 

そして右手壁面にはマンガ、マンガ雑誌(『COM』『火の鳥』『ガロ』など、300円。)その上に特選の単行本。

 

進むと大阪本、『大阪平野のおいたち』や大谷晃一の本。

 

さらに進むと料理本、落語の本、タレント本、芸能本、建築本が並んでいて、その向こうの壁面は上下にラックが作ってあって大型の雑誌や図録が入れてある。

 

『大阪春秋』『小野十三郎全詩集』などがある。

 

その向こうには美術書、大判の図録がずらりと並んでいて店の奥に到着となる。

 

これで終わりではなく、店の真ん中にも本の島が作ってある。

 

まず黒い腰くらいの高さの本棚が2台背を向けて並んでいて、ここにはテーマを決めて特集している本が並ぶ。今の時期は岩波文庫、ちくま学芸文庫、講談社学術文庫の特集だ。

 

その奥には背中合わせにずらりと本棚が顔の高さくらいまでずーっと奥まで並んでいる。

 

まず向かって左側は1番上にイチオシ文庫で中公文庫の『長い道』などもある。

 

その下は、岩波現代文庫、岩波文庫、その下に平凡社ライブラリー、中公文庫、講談社文芸文庫、河出文庫、朝日文庫と、並んで一つ目の本棚は終了。

 

進むと二つ目の本棚には岩波文庫、ちくま文庫、幻冬舎文庫とならんでから、作者別五十音順に小説の文庫本がずらりと並ぶ。

 

更にその奥には海外の小説が、岩波文庫、ちくま文庫、創元推理文庫、サンリオSF文庫など。

これで店の奥に到着。

 

また戻って今度は真ん中、左側の本棚だが、1番手前には社会学の単行本。『21世紀の資本』『希望の歴史』など。

 

さらに社史、タウンガイド、地形や暗渠に関する本、戦争の本、スポーツ本が並んでその向こうにいろんなレーベルの新書がずらりと置いてあって、店の奥に到着となる。