Welcome

古本屋日誌

2025-01-26 00:13:00

昨日は日差しはあるはものの、風が強くて肌寒いなか、久しぶりに中書島まで出向いて、橋の下の駐輪場に設けてあるHello cyclingで電動自転車を借って、伏見桃山の大手筋商店街に行ってみた。

 

ここは東西にまっすぐ伸びる、アーケードも備えた大きな商店街で、チェーン店の喫茶店なんかもあるのだが、伏見の酒を飲めるアンテナショップや八百屋、ブティックそして何より小さい本屋が健在だ。

 

 

黄桜などの酒蔵が儲かっていたり、インバウンドの収益が大きかったりするのだろうと俺は思うのだが、昔風の商店街がそれなりに残っている。

 

小さい本屋が残ってるところなど観光客で潤う京都と金回りがいい東京ぐらいなのではないか。

 

俺の住む萱島はチェーン店が多い。松屋、珈琲館、大阪王将、モスバーガー、鳥貴族などなど。

 

 

これが実は、最先端のニッポンだと思う。こういうチェーン店はみんな安いし、美味いし、スピーディだし文句のつけようもない。その点、東京だろうが京都だろうが遅れてるよね。

 

さて、その足でブックオフ、スーパーバザー伏見店に出向いた。

 

ここは本のみならず家電、ブランド品、スポーツ用品なんかも取扱う巨大店舗だ。

 

京都本コーナーには品切れの『京ことば辞典』(2000円)、プレミアムコーナーには小学館文庫の『漫画家残酷物語』(全4巻2200円)『マタギ列伝』なども並んでいた。

 

しかし俺の好みの本は少なく、今回は残念な結果になった。

 

 

巨大な店舗で絵本やCDなんかもたくさんあるので、親子連れがたくさん見えていたし、国道沿いでモータープールも完備されているので、トラックの運転手と思しきおっちゃんが江藤淳の『1946年憲法』(1400円)や『神功皇后の謎』(2800円)を立ち読みしているのを見ていると、いい古本屋だなぁ、とつくづく思うよ。

 

 

国道沿いの『来来亭』で遅い昼ごはん(コッテリラーメン、味たまご入り、1080円)を食べて中書島に戻り、自転車を返却してから宇治線で黄檗駅。

 

てくてく歩いてJRの黄檗駅に到着し、二駅目の小倉で下車して、初めてブックオフ小倉店に行ってみた。

 

 

確かにスーパーバザー伏見店は巨大だが、周りは工場や倉庫が多く、純粋な住宅地ではないので、集まってくる本にも限界があると思う。

 

それに対して宇治市は、黄檗には京大のキャンパスもあるし、周辺は住宅地だし、あの井上章一先生もお住まいになっているようだから、いろんな面白い本があると期待できるのだ。

 

 

といってもすごくいい本は、すぐに売れてしまうだろうから、残ってはいないはずで、おそらく棚にあるのはごく最近出た本やだいぶ前に出てそれなりにいい本だろうと思うのだ。

 

岩波文庫でなら『パサージュ論』全5巻とか『西行全歌集』とか『拾遺和歌集』とかは残っている可能性はあるが、発売されて日も浅く、値段も定価より少しやすい程度だろうから、みんな得をした感じにならないから買わないだけのことだ。

 

俺はそういう本よりも、角川文庫の今村夏子の『あひる』の初版帯付きとか、中公文庫の『第三の波』の初版、ちくま文庫の松岡和子の『シェークスピア全集』とか新潮文庫の『深夜特急』全6巻とかが欲しい。

 

これらは素晴らしい出来栄えの本だし、今すぐにでも読みたい作品だからだ。さて結果は予想した通りで、なかなかいいお店だとわかりました。

 

それなりにいい本が置いてあるのに加えて、一部の単行本は半額になっていたし、今日は本は全品2割引きになっていた。

 

土曜日でお客さんも多く、かなりの人がスマホで値段をチェックしながら品定めをしていた。当然のことだろう。