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古本屋日誌

2025-01-13 19:41:00

今日は一乗寺の恵文社の古本市の最終日なので行ってみた。

 

行きしな、三条で降りて、ブックオフ三条駅ビル店を覗いたが、例によって魅力的な本がない。このところずっとこの調子で不思議。

 

中公文庫の『フロイス日本史』シリーズ、ちくま文庫の『大菩薩峠』シリーズ、岩波文庫の『南総里見八犬伝』シリーズなんかは長いこと売れないまま棚に並んでいる。

 

また岩波文庫の『ブッダのことば』、講談社学術文庫の『現代語訳 日本書紀』『続日本紀』なんかは同じ本がズラリと相変わらず並んでいて壮観だ。

 

すぐ北側にある「えいじ」できつねうどんと玉子丼のセットを食べる。(1200円)

 

ここのマスターはもと南極探検隊の料理人だったという異色の人物で、店内はラテン音楽が流れ、カウンターの一角には当時の南極大陸の写真がある。

 

きつねは京都風のもので、大阪のきざみうどんに似ているが、揚げの切り方が違う。大阪のように細長くは切らず、ほぼ正方形で大きい。

 

再び京阪に乗って出町柳まで出向く。

 

ホームから地上に上がるには3回エスカレーターに乗る必要があるが、大阪風の右立ちではなく、東京風の左立ちに今回はなっていた。

 

どちらかというと大阪風のスタイルの時の方が多いが、鞍馬や叡山に向かう観光客が多い時などは、先頭が左立ちになって、後の人は逆らわずにその真似をする。(三条から出る地下鉄は完全に東京風のスタイルだ)

 

地上に出てセブンイレブン近くにある「hellow cycling」に出向いて電動自転車を借った。(30分160円、この日は2時間近く利用して730円だった)

 

以前この近くには「pippa」という電動ではない普通の自転車のレンタルスペースがあったが、いつのまにか撤退して、代わりに「hellow」が進出してきた。

 

「pippa」のアプリを見ると京都からは撤退してしまっていて、俺が前にチャージしておいた600円分が使えない。

 

これはおかしな話で撤退するなら少なくともチャージした分は返金しないといけない。

 

しかしこの会社の理屈では東京とか他にも営業を続けている都道府県があるから返金はしないのだそうで、そのいい加減な主張にはあきれたよ。

 

まず枡形商店街に近づいたのだが、例によって豆大福の「ふたば」は大変な行列。

 

いつもは店の前の歩道でおさまっているが、今日はさらに行列が伸びて、河原町通を渡った歩道のところにまでたくさん並んでいる。

 

枡形商店街の中のうどんと鯖寿司の店も大変な行列で驚いた。

 

ここは井戸水を使っているそうなんだが、やはり三連休で観光客が並んでいるんだろう。

 

枡形には古本屋が3軒も並んでいて、どの店も特色ある品揃えで素晴らしい。

 

さらに自転車で東大路を北上して、知恩寺のすぐ北側にある、日曜と月曜だけオープンしている「古本と雑貨 福」に出向いた。

 

ここは初めて行ったのだが、住宅地の角地で、店の前に均一本が並んでいるわけでもなく、ただ小さな、30センチ四方くらいしかないプレートに「福」との店名表示と、ガラス扉に「OPEN」の文字があるだけ。

 

 

店内は黒く塗られた板が全体を包んで落ち着いた雰囲気で、100円均一の文庫本、古本屋とか古本に関するたくさんの本(岡崎武志のいろんな本、『古書無月譚』『古本屋を困らせる方法』など)、喫茶店の本、神戸の同人誌『VIKING』のバックナンバー、山田稔、川崎彰彦、上林暁らの単行本が目を引く。

 

他にはグラスや皿、箸、アクセサリーなんかも並んでいる。

 

 

さらに自転車で東大路を北上して、元田中から高野をへて、ラーメン街道に至って、目的地の恵文社に到着。

 

最終日でかつ連休中でもあり、たくさんの人が詰めかけている。

 

俺は初日にもここにきているんだけれど、まだ残っている本で目を引くのは『天野忠全詩集』、川崎彰彦の『虫魚図』『わが風土抄』、山田稔の『教授の部屋』『太陽の門をくぐって』タルモンの『フランス革命と左翼全体主義の源流』、単行本の『二笑亭綺譚』、新潮文庫の洲之内徹の二冊なんかだな。

 

 

このへんの本はどれも興味深いもので、歴史的価値もあるものばかりだ。

 

 

しかも場所は一乗寺という、京大の連中がたくさん住んでいる文教地区でもあるのだが、それでも短期間の古本市では売り切ることは難しいということになる。