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古本屋日誌

2025-01-12 10:45:00

御田寺圭が『フォールンブリッジ』という評論集を徳間書店から出した。

 

中身なんだが、現代科学の進歩は停滞しており、かつて見られたような画期的な発明、発見に至っていない。

 

そして中途半端な才能しかなく、当然発明や発見を成し遂げることも出来ない人たちが有名大学から大量に生み出されているという。

 

 

それらの人たちは、会社や大学の中でそれなりの地位を占めるのだが、(例として弁護士を御田寺は挙げている)つまりは既存の秩序を維持して利益を得ているわけだから、それを掘り崩して新しいものを作り出そうとする本当に才能のある人間を抑圧する方向に流れてしまうのだそうだ。

 

 

既得権益を守りたいからだという。

 

 

なるほど確かに俺が生まれた頃にはすでに今あるモノは全部あったね。飛行機、ロケット、水爆、電話、テレビ、コンピューター、ロボット。

 

移動手段として蒸気機関車の発明は画期的だったが、それは19世紀のことだ。でもそこからスピードは多少速くなったはものの、異次元の乗り物は何一つ生まれていない。

 

ロケットだって、ワープが不可能なことは科学的に実証されているから、われわれはせいぜい光速にある程度近いスピードで宇宙に乗り出していくことしか出来ない。

 

1番近い恒星までは4光年もあって、行って帰ってくるだけで8年以上かかってしまうから、われわれは所詮は地球の裏庭でうろちょろしていくのが関の山だろう。

 

 

御田寺は天才が生まれなくなった原因は論じていないが、猿から進化したわれわれにとってはこの辺りが脳力の限界であって、さらに飛躍するには、何百万年もかけて脳がその容量も含めて大幅に進化を遂げないといけないのかもしれない。

 

また、パッとしない、量産される「秀才たち」の問題は確かに深刻だよな。東大、京大だけでも年間5000人から卒業生が生まれるんだからね。

 

俺は大阪府立天王寺高校の出身だが、高3の同じクラスで有名になった人はいないな。

 

垂水秀夫は京大の教育学部に入り、その後法学部に転学部して、中国大使になった。しかし中国大使という仕事は、俺には意味のあるものとは思えないから、その程度では仕方がない。

 

生物研究部の部長だった大西克也は東大文学部の教授となったが、まともな単著もなく、評価しようもない。

 

 

京大法学部では中西くんが国際政治学者となっていて、これは著書を読んでも大したものだと思う。

 

仁比聡平は共産党の国会議員となったが、到底意味のある仕事とは思えない。