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古本屋日誌
2025-01-21 00:16:00
関西大学の永井良和が『ジャズとダンス』を出した。
戦前の大阪、神戸、京都でのダンスホール(ジャズをかき鳴らしながら男女ペアの社交ダンスができる)の話だ。
ジャズの一曲はだいたい3分間で、その間ダンスの相手を務めるダンサーにチケットを渡して踊るシステムだという。
道頓堀、千日前には、たくさんのダンスホールがあって、1923年の関東大震災以降は被災した東京、横浜からたくさんの音楽家、文化人が関西に移住してきたこともあって、一挙にジャズ文化が花開いたという。
しかし1927年には大阪府内でのダンスホールの営業が禁止されて、ブームは一息つく形になった。永井の本は丹念に沿革を伝えるとともに、ホールやチケットの写真を資料としてたくさん掲載していて魅力的だ。
それにしても不思議なのが1927年の禁令だよな。満州事変もまだだいぶ先だし、世界恐慌も始まってない。大正デモクラシーを謳歌して、モボ、モガの時代なのになぜなんだろうか。
俺はやはり風俗壊乱の恐れがあるというのが理由だったと思うな。