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古本屋日誌

2024-11-18 23:35:00

NHKのBSの『いけずな京都旅』シリーズはミュージシャンの西川貴教があの井上章一先生の導きで、京都中をへめぐる構成になっている。

 

 

井上先生はところどころに登場して、ちょこっと旅の目的のヒントらしきものを話して、すぐ「今日中に仕上げんならん原稿がありますので、これで失礼します」とか言って下がってしまい、西川を困らせるのが毎度のパターンだ。

 

 

その井上先生なんだが、これまでお書きになった京都本では嵯峨野の出だとなっていた。

 

工学部の学生時代に、町屋建築の調査に杉本秀太郎の旧宅に出向いて、杉本から「どこからおいやしたんや❓」とたんねられて花園のあたりだと答えたところ、「あこらへんからは、ようこえくみに見えてましたわ」とあしらわれた話を書いていた。

 

 

中京や、下京から見たら嵯峨野てなんや〜京都ちゃうわゆうわけだよね。

 

 

井上先生はそういういわれなき差別を受けたと書いていたわけだ。

 

 

 

ところが今回の『いけずの京都旅』10回目では西陣の旧家では、正月に当主は巨大なかしらいもの入った雑煮を食べるというエピソードのところで、井上先生が登場されてテロップに「嵯峨野の旧家の出」と流れて、自ら「これはしきたりだと、三が日かけて食べるんです」とおっしゃっていた。

 

 

なんと嵯峨野は西陣と同じなんだよ京都の真ん中なんだよと、差別する側に回ってお話しされたのが面白かった。