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古本屋日誌

2024-08-15 12:46:00

現在、京都ではいろんなところで古本市が開催中だ。

 

まず下鴨の糺の森の古本まつり、20を超える古本屋が出店していて50万からの本が並んでいるという。

 

 

たくさん本があるのは結構だが「納涼」ということは全くなく実に暑い。

 

またすぐ横に小川があるせいで蚊の襲来を避けることができない。

 

 

もちろん、人出も多いため、テント内では身動きできなかったり、ぶつかったり、お目当ての本がささっている本棚まで行くのに人を押し分けていかねばならなかったりと面倒だ。

 

 

また、じっくり本の内容を確かめるゆとりが持てない。

 

 

何せ暑い、暑い、ページをくっても文字に目がついていかない。読んでも中身が脳みそに届かない。

 

 

俺以外の客は、どうなんだろう。こんなにクソ暑い中で本を読む経験なんかないんじゃないか❓

 

 

俺が見るところ下鴨の古本まつりは女の客やカップル、家族連れもかなり来ているのだ。

 

 

学生なのかもしれないが、研究のために必要な本は図書館で見た方が手っ取り早いし、安い。

 

どうしても手元に置きたいなら、Amazonで注文したら確実に手に入る。だから古本まつりなどに来て、必要な本を探すなど、まともな学生ならやりはしない。

 

 

だからここに来てる人たちは暇つぶしや、年中行事みたいに毎年来てるから習慣としてやってるとか、なんだろうけど、いずれにしても理解に苦しむところだ。

 

 

暑さゆえに、頭もボーッとしてしまうから、あとで考えたら(なんでこんな本こうてもうたんやろ)ゆうことがしばしばある。

 

 

南の端にはかき氷やジュース(150円)、ビール、レイコー(500円)なんかを売っているテントがあって、その前には床几も置いてあってくつろげるようにはなってるけど、人でいっぱいだな。

 

レイコーにしても500円払えば、普通はクーラーのよく効いた、蚊なんかありえない快適な空間で楽しむことがいくらでもできるのだから、考えたらおかしな話だよ。

 

 

ジュースなんか大型のクーラーボックスに氷水を入れて冷やしてるのだが、そもそも何時代のスタイルなんだよ。

 

渡してくれる時滴る水滴をタオルでふいてくれるんだけど、その無駄な時間に取り立てて話が弾むわけではないのが、昭和との違いだ。

 

 

つまり、下鴨は一種のガマン大会みたいなもので、高校生がクソ暑い真昼間の甲子園で試合をやってるような感じがするのだ。

 

 

甲子園の野球は、所詮はガキどものクラブ活動でしかないからどうでもいいけど、古本まつりは大人が趣味と実益をかねて本の楽しみにひたる場なんだから、もうすこし情緒が欲しいな。

 

 

その点現在丸善の地下でやっている「へんちなんまへーん」という古本市は規模は1万冊くらいで、下鴨と比べようもないが、クーラーが効いていて実に快適だ。

 

 

本棚の間隔もゆとりがあるし、客も少なくてじっくり本を楽しみながら好みのものを見つけることができる。

 

またすぐ前には梶井の檸檬を模したスィーツやハヤシライスを売りにしている喫茶店があって、美味しいレイコーを楽しみながら、こうてきた本を読めるのだから、たまらない。

 

 

また三条京阪駅に直結しているビルにあるブックオフでは今日から4日間、全品20パーセントオフとなるセール中だ。

 

ここは地下の京阪の駅からエスカレーターで店に入れるから全く暑さの被害を被ることもない。在庫は10万くらいはゆうにあるから、規模としても下鴨にさして劣るわけでもない。

 

1000円以上買い物をしたら2階でガラポン抽選があって、とりあえず50円引き券をもらえる。

 

 

さてこの3ヶ所の古本市の人出だが、圧倒的に下鴨が多い。下鴨を100としたらブックオフ三条店は0.01、丸善は数字にするのも難しい。

 

京都の人たちは変わってるね。