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古本屋日誌
2024-08-09 21:31:00
(承前)
1999年の12月、日能研関西(中学受験の進学塾)の講習打合会後の出来事を振り返っている。
算数課のマネージャー(課長にあたる)の1人だった酒井が「それは東さんの方から言ってもらわないと」と電話でゆうたのは「灘クラスの担当者の宴会に出なくていい旨を、東さんの方から自分に指示してもらわないと困る」ということなのだ。
だから電話を引き継いだ東も「そうか、それならわかった」とごく冷静に対応したわけだ。
社内の立場の違いがあるから、宴会とゆうはものの、実際には会議であり、灘中学を受験する生徒の情報交換の場である以上、欠席は上司の許可を得ないといけないという判断は妥当だろう。
ただ2人は友人であり、5月と8月の連休は俺も加わるのだが、毎回沖縄に旅行に行っている仲なのだ。
つまり特別親しい関係であるから、社内の上下関係を杓子定規に守る水臭さを嫌う考えもある。
だから課長である酒井が、部長の東に例えば「俺は出ないから、適当にゆうといてよ」と言ったらそれで済むことも確かなのだ。
でも酒井はそれをしなかった。
これは彼のきちんとした性格ゆえもあるのだろうが、俺はある程度東への揶揄の気持ちが含まれていると思うのだ。