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古本屋日誌

2024-07-22 18:07:00

寝屋川市駅近くの古本屋、金箔書房は店主の話では「9月末で店を閉める」とのことだ。この店は俺も以前はよく買取に来てもらっていた。

 

今は違うがこのお店の入り口は自動ドアになっていた。普通の古本屋で自動ドアは珍しい。

 

「ここで36年やってるし、その前15年勤めとったしな、もう十分や」

 

 

勤めていたというのは、もちろん古本屋にということだから、通算半世紀以上古本の世界に身をおいていたことになる。

 

 

金箔書房の店主は週一でブログを書いていて、ときどき俺も読んでいる。

 

というのも店を構えてたらいろんな、おかしなお客さんが来て困ることもあろうかと思うからだ。

 

 

でも、マスターは温厚な人のようで、ややこしい客に困り果てたという話は書いてない。

 

ただ、面白い客の話はあった。

 

ある時、レジに数冊の本を中年の男性客が差し出して「これ2200円になるけど、2000円に負からへんか❓」という。

 

そんなもんなるわけないんだけど、「そんなこと新刊の本屋さんでもゆうてはるんですか❓」と尋ねて、計算してみたら1900円なのだ。

 

「100円お釣りですわ」と返そうとすると「いや、これは受け取れん」「いや、そういうわけには…」と結局受け取らせたのだが、落語の『強情』みたいな話だ。

 

 

「新刊の本屋さんでもゆうてはるんですか❓」という返しはすごいね。俺なら直ちに出禁にするけどね。