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古本屋日誌
2024-07-07 12:42:00
1995年に上原正稔が沖縄タイムズ社からだした『沖縄戦トップシークレット』を入手した。
上原は例の渡嘉敷島の集団自決が軍命令ではなかったことを示した人物だ。
沖縄戦は戦後の価値観からの意味付けが露骨で、真相すらも明らかになっていない。
そもそも住民の死者数もよくわかっていないのだ。
1993年に沖縄を訪問した天皇は「沖縄戦で20万の人々が犠牲になった」と述べている。
また県知事だった大田昌秀は17万8千人の沖縄出身戦没者数をあげ、全戦没者数25万7千人としているのだ。
上原はこの本の中で1944年2月の沖縄本島人口492128人と1946年の本島人口326628人をあげ、さらに本島から疎開した人を62000人としたデータも示して、結局全住民戦没者は103503人になると書いている。
天皇や太田の示した数字は、米軍の死者12520人も入れているのだが、上原の出した数字に比べてかなり増加している。
上原によれば、これは援護法で救済する人数を増やすためだという。
なるほどそれは必要なことだろうけど、沖縄戦での死者数がきちんと把握できていないのも問題だ。
疎開した人の数なんかは、全然検証されていないというのだ。