Welcome
古本屋日誌
2024-06-25 15:50:00
エリックバーガーの『残酷すぎる成功法則』(監訳が橘玲だ)は話題になった愉快な本だが、その中に「戦争のメタファー」の話がある。
「人間の脳には進化の過程で戦争のメタファーが組み込まれていて、他者との不一致を戦争という観点で理解し、行動する回路が備わっているから」
「ものごとがまずい方向へいくと、往々にして私たちの最初の反応は戦うことだ」という。
つまり紛争を戦争で解決するというのは進化的に正しい方策だということだ。
この分析通り、われわれは20世紀前半までその流れでやってきたわけだが、21世紀になりさすがに、発想の進化を遂げて、自分のこれまでの歩みを客観視できるようになった。
いつまでも戦争で紛争を解決するようではダメだと思うように変わってきたのだ。
核戦争にしてから、例の核抑止論はそれなりに意味のある考えで、戦後80年にわたって起こっていない。
また通常兵器の戦争にしても、スティーブンピンカーの言う通り、劇的に減少した。
それにもかかわらず、ロシアの連中がウクライナを侵略して人殺しをやめないのは奇異な現象だと思う。
欧米諸国がウクライナに武器弾薬を大量に援助しているのを憂慮してる人もいるけれど、ロシアの勝利などあってはならないと思う。
領土拡張の野望を侵略戦争で成し遂げようなどというバカげた国家とそれを肯定するロシア人などとんでもない話だ。
わが国の近所にこんないかれた連中がいて、しかも侵略戦争に勝利してしまうなど想像したらゾッとする。