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古本屋日誌
田中大介が光文社新書から『電車で怒られた!』を出した。
乗車マナーは実は年々向上しているにもかかわらず、われわれは常々イライラがつのっているという話だ。
そうなのか、マナーが向上しているとは思わなかったな。
確かに以前の鉄道は喫煙が大っぴらに認められていた、今はそれは禁止されている、その点では確かによくなっているけど、乗客のマナーはどうなのか、不思議な話だ。
ただ社会学の研究は斬新な視点や切り口が大切だから、田中の視点はそれなりにポイントをついているのだろう。
この本の中で日本の大都市圏は車よりも、鉄道を使って通勤する割合が高いという話がある。
なんでも東京都市圏は車32%、公共交通31%であるのに対して、ニューヨークは車が75%、公共交通は9%に過ぎない。またパリでも44対17、ロンドンは49対16で、いずれも車社会だ。
そうなのか。これは知らなかったな。俺の考えでは田舎は車社会だが、大都市は鉄道網が整備されているので、車に頼ることは少ないと考えていたのだがな。
アメリカはそもそも鉄道が少ないし、運行が不正確だ。またニューヨークの地下鉄は治安がよろしくないとも聞いている。
そのあたりが原因なのかもしれないけど、いくらニューヨークが大きな街だとしても、そんなにクルマが来てしまったら渋滞も日常化するだろうしイライラがつのることにならないのだろうか。
普通に考えて、地下鉄や鉄道を利用した方が速く目的地に着くだろう。
またクルマの維持費やガソリン代、保険、税金などを考えたら、年間どう安く見積もっても100万を超えることは間違いない。
そこまでの金を払う価値があるとはとても思えないけどな。
だいたい電車の方がはるかに安いわけで、大都市圏でクルマにたよる連中とは合理的な考えができない人たちだと思う。