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古本屋日誌
2024-06-16 17:58:00
先日、矢野隆二の『今東光全年譜』が出た。
1000ページを超える大部で、箱入り上製本だ。値段も20000くらいしていて、限定500部ということだ。
今東光の著作は人気があって、今も直木賞の『お吟さま」とか勝新太郎と田宮二郎の『悪名』だとかはとりわけ探しているひとが多い。
昭和22年に谷崎潤一郎が序文を書き、表紙は鳥海青児という『稚児』が出て、こちらは一度復刻されたことはあるが、なかなか見つからない。
先日ようやく、手に入れて一読したが、お寺で長年行われていた男色をテーマにした作品で、初めて稚児にあれをする際は、様々な儀礼が先立って行われるとのことで、あれこれ事細かく記されていた。
ただいよいよ、いとけない子どもを犯す場面はたくさん伏せ字が施されていて、よくわからない。
刊行されたのが昭和22年なので、検閲での発禁を恐れたのかなあ。わからないな。
この作品は今東光の著作集にも入っているんだけど、それも未見。