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古本屋日誌

2024-06-10 16:13:00

昨日の奈良の古本市は、日曜ということもあって、なかなか盛況だった。

 

 

個人で本を並べている人がたくさんいて、自分の前のテーブルに思い入れのある本を工夫して展示して、同好の士を待つ感じなので、趣味趣向を同じうするお客さんとあれこれ話が盛り上がるのだろう。

 

 

 

日頃は学校にせよ、職場にせよ、半ば強制的に放り込まれているので、気の合わない同僚や嫌いなやつはたくさんいる。

 

 

しかし、だからといって無視したり、関わり合いを断つことはできないから、それなりにストレスが生じている。

 

 

ここがネット社会の素晴らしいところで、SNSで自分と同じ趣味を持つ人と、容易に知り合えるし、気が合えば直接おうて、楽しく話もできるのだ。

 

これまでの社会では、自分と同じ趣味を持つ人を見つけるのはなかなか大変だった。

 

 

昨日は、ある古本屋に若い女の客が「前にお店に伺ったことがあって、その時は催し物には出たことないゆうてらしたですよね」

 

「あーあそうですわ。これが初めてなんです」で話が終わってしまうということがあった。

 

 

その女が手にしていたのは横溝正史の角川文庫で、話を膨らませていくことは、いくらでもできる(杉本の絵がいいとか、悪いとか、そもそも横溝は探偵小説になってないとか、角川映画がどうとかとか)のだが、店主はめんどくさかったのか、そっけない一言で終えてしまった。

 

 

そういうことも含めて楽しい古本市だった。