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古本屋日誌

2024-06-02 10:55:00

勝海舟は幕末の英傑だとして、ドラマにも取り上げられるし、『海舟座談』とか『氷川清話』は文庫にもなってよく売れている。

 

 

例の江戸城無血開城だが、『氷川清話』の中で、戦火を交えることになれば江戸に多大な惨禍が及ぶことを危惧して、慎重に戦争を避けようとしていたことがわかる。

 

 

勝は単独で江戸まで談判に足を運んだ西郷隆盛が終始礼儀正しく、談判中も膝に手を置いて姿勢を崩さず、自らが勝者であることをおくびにも出さず、自分を立ててくれたと称賛している。

 

 

幕閣の要職にある勝からしたら、西郷なぞ取るに足らない身分の輩に過ぎないだろう。

 

 

そういう連中が反抗して、江戸城を明け渡せだの、将軍を切腹させろなど要求しているわけなんだから、とんでもない話だろう。

 

 

インドのセポイの乱は宗主国のイギリスがカースト制度の差別を軍隊では認めず、下のカーストの人達とも一緒に戦闘行為をさせようとしたところから起こった。

 

 

身分の低い連中などの一緒に作業するなど、絶対に嫌だ‼️というのが上位カーストの人々の思いだったのだ。

 

 

ところが勝海舟の寛容ぶりはなんなんだろう。