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古本屋日誌

2024-05-22 11:22:00

葦津珍彦は大日本帝国の戦争に関して、学ぶべき論考を残した思想家だ。

 

もともと地元福岡の葦書房から『永遠の維新者』を出して、その後選集が出て、これは今も入手できる。 

 

 

大日本帝国は満州にせよシナ本土にせよ、侵略して植民地化するにあたっては、帝国主義的な野望をあからさまにしなかった。

 

 

「五族共栄」だとか、「アジア主義」だとか、いちおう侵略される側の立場を考慮した物言いをしている。

 

 

満洲国は実質植民地なんだが、建前としては独立国で、日本とは同盟関係にあるとされていた。

 

 

大東亜戦争に際してもフィリピンや蘭領インドに対しては、欧米の卑劣極まりない苛斂誅求を糾弾して、自らを解放者だと位置付けた。

 

 

大日本帝国と西欧列強のスタンスの違いという点でこれは押さえておかなければならないところだろう。

 

 

もちろん、わが国は彼らの真似をして、シナなどを植民地化しようと目論んでいたことは間違いない。

 

しかし、そのことはいいも悪いもなく、その時代では選択の余地などはなく、文字通りの1択であったことも間違いない。つまり当たり前のことをしたということだ。