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古本屋日誌

2024-05-16 12:57:00

本居春庭の伝記である『やちまた』を書いた足立巻一は、あれこれエッセイも多い。

 

編集工房ノアから出た『学芸の大阪』もその一つだ。

 

 

ここには近松門左衛門の墓に関する話がある。

 

 

墓所としては谷町にあるものと、伊丹にあるものが有名だ。

 

谷町のは、そこにあった寺が移転してしまい、今は参道も狭くてフェンスに囲まれた無惨なものになっていることはよく知られている。

 

 

伊丹のも、きちんとした管理は行われず、明治時代半ばには「そこで近松が浄瑠璃を書いた」と伝わる「小堂」が残っていたが、後継問題による財産争いで造作なく解体されてしまったというのだ。

 

 

 

浄瑠璃では近松は確かに有名だが、それは現代人の価値観によるもので、徳川時代は近松半二、並木正三や五瓶の方が有名だった。曽根崎心中など、ほとんど上演されていない。

 

 

でもそれにしても、大近松ゆかりの建物を、くだらない財産分与問題なんかで解体してしまうとは、バカばかりだよな。

 

 

石山寺なぞ、「源氏の間」があるんだぞ‼️(ウソだけど)