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古本屋日誌

2024-05-11 12:55:00

先日朝日新聞に、もとタイガースの能見篤史がファンのヤジについて書いていた。

 

自身の経験として、打たれて降板する際に、実に汚い、生き死にに関係するような心ないヤジを浴びせかけられて、ショックを受けたという。

 

 

能見は「ファンの方はお金を払って見に来てくれている」「不甲斐ない結果だった時に言われる」と書いてはいるが、結局こういう言葉は選手のやる気を殺いでしまう逆効果になるというのだ。

 

 

なるほど今はそういう時代なんだなあ。

 

能見については確かに素晴らしいピッチャーであり、たくさん勝利に貢献している。

 

その上で例えば、ジャイアンツとの開幕戦に先発して10点取られて降板するというような、腹立たしいとしか表現しようのない体たらくも目撃している。

 

 

そういった時に罵声を浴びせかけられるのは仕方がないと思うのだ。

 

 

だって単に野球してるだけで、何千万とか億の金が貰えるわけなんだから、われわれの日常とは全く別の話だ。

 

 

野球選手だとかタレントだとか芸人をありがたがる風潮が不思議なのだ。

 

 

そんな連中はまともでもないし、むしろ、嘲笑の対象ではないのか。

 

 

ごく普通に仕事をし、トラックを運転し、農作業をし、スーパーや店で品物を売る、これこそがまともな人間のやることだ。

 

 

野球選手や芸人はそもそもそれをやる能力がなく、非常識なことをやっているから、ああいう高給をはんでいるのだろうと思う。

 

 

山本夏彦が言っていた話なんだが、まったくその通りだと思う。

 

 

能見の発言はこの健全な、そして伝統的な価値観を破壊しようとするもので、俺は認めない。