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古本屋日誌
昨日から天王寺さんで、古本市。今回は5月5日まで10日間もある。
去年父親の遺骨を納めたお墓が西門と石の鳥居の中程に完成していた、早速見に行った。
乳もらいの布袋さんのすぐ東の一角にいくつもの五輪塔が並んでいる。各々の石塔には「昭和〇〇年から〇〇年までに埋葬した方のもの」と立て札がしてある。父親のは出口から2番目で、やはり梵字を刻んだ大きな御影石の五輪塔だった。
たくさんのお参りのひとがいて、一本50円の蝋燭などをお供えして手を合わせている。
聖徳太子、弘法大師ゆかりの天王寺さんで死後を迎えられるのはありがたいことに思えるけど、それにしても死んだら終わりだけどね。
古本市は大阪、京都、神戸、奈良の古本屋の他、岡山、広島、静岡など遠隔地からもいつも通り参加している。
今年は会期が長いので、初日もすごくいい本がたくさん並んでいる感じはなかったな。
やはり何回かに分けて出していくのではなかろうか。
5月1日からの京都の古本市に比べて、天王寺さんのは庶民的に思える。かなり大規模な100円均一が行われている。京都ではもちろん行われない。
文庫本も時代小説や普通のものが多く、また均一で売られているケースが多い。
一冊100円とか150円、5冊で800円などだ。
絶版になっていて、相当な古書価のついている本はあんまり見かけない。(『冒険ダン吉、4巻揃』で3000円とかちくま学芸文庫の『王の身体』揃が7000円は見た。ただ『王の身体』は最近重版されている)
これは古本屋がそういう本を持ってないということではない。
天王寺さんの古本市には馴染まないから持ってきていないだけだと思う。
大阪のお客さんは一年分の本をここの100均で全部買う、新刊は買わないという人がたくさんいるのだ。
滋賀のクロックワークという古本屋がたくさんのレコードを出していて、お客さんが群がっていた。
俺は音楽に全く興味がないので関心はないけど、レコードはちょっとしたブームになっているそうだ。
また「横丁」という古本屋が着物、掛軸、和本、こけしなどの木製品なんかを出品していて、おりから訪れた外国人客がたくさん手に取っていた。