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古本屋日誌
2024-03-24 00:00:00
金曜日は、出町柳の臨川書店の古書市があった。ここもだいたい毎月小規模な古本市をやるのだ。
雪混じりで、寒いのだが、朝の9時半に、臨川書店本店のシャッターと鉄扉が開けられて、キャスター付きのワゴンに入った本を職員が、ガラガラガラと引き出す。
本社屋は今出川通に面していて、ワゴンや机は狭い歩道に並べられる。
これは伝統的な古本屋の販売方法で、大阪の古本屋も以前はそうしていた。
さて、毎回20人くらいのおじさんや文学部の学生と思しき若いにいちゃんが本を見に来ている。
臨川書店は国文学の専門書をあれこれ出版していて、徳川時代の終わりに上梓された『摂津名所図会大成』の復刻も出している。
だから、扱う古本もそういう本なんだが、文庫や新書も少しワゴンに出している。
俺が思うには、京大文学部の教員と深い繋がりがあって、彼らの本を出版してやり、また不要な蔵書を引き取っているのだろう。
売る方も、大した利益ももたらさない専門書を出してくださっているという引け目があるので、本の買取に際して「この査定は安すぎるやろ。もっとあんばいしたってや」みたいなことは言わないだろうから、持ちつ持たれつだろうよ。