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古本屋日誌

2024-03-31 07:15:00

1981年の京都大学教養部では、日本国憲法の講義が川口是教授によって行われていた。

 

 

この人は共産党との関係が深い人で、まもなく京都府知事選に立候補して退官することになる。

 

 

彼はその講義で、ベトナム戦争当時の北爆を取り上げた。

 

 

嘉手納基地から戦略爆撃機B52がベトナムに飛んで大規模な攻撃を加えていることについて、国会で「沖縄の基地からベトナムを攻撃しているわけだから、わが国が反撃される危険性があるのではないかと❓」との質問が出た。

 

 

政府、自民党の答弁は「それはそうだが、ベトナムは遠いので、反撃を加えてくることはないと考えている」というものであった。

 

 

川口は「これでは日本の安全は距離にかかっていることになる。危険極まりない」と批判した。

 

しかし戦争とはそういうものだろう。

 

やり合っているのだから、敵の力量の判断が不可避で、ベトナムの当時の戦力ははるばる沖縄まで攻撃を加えられないと踏んで、嘉手納からの爆撃にゴーサインを出したわけだから、問題はない。

 

 

むしろ川口に戦争の意識がないのが不思議だ。日本国憲法は諸国民の公正と正義を信頼して戦力を保持しないなどとうたっているが、朝鮮戦争やベトナム戦争が勃発している状況の中で、極めて不合理な理屈だからだ。