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古本屋日誌

2024-03-20 11:00:00

朝日新聞に先日政治学者の原武史が「象徴天皇制を問い直す」と題したインタビュー記事を書いている。

 

 

ーーー天皇制は「身分制度の飛び地」とも評されます。一方で、国民国家を成立させ、民主制を補完する機能も担ってきたとして評価する識者もいます。

 

という問いかけに対して原は

 

「それは近代天皇制を単線的に捉えた、不正確な認識だと思います。

 

(中略)後に天皇制国家と呼ばれるものは、国家神道の整備と大規模な行幸、学校教育によって、紆余曲折を経ながら形成されたものです」という。

 

 

徳川時代は侍とそのほかの大衆との間に身分差があった。

 

 

明治になって四民平等で、それらは解消されたが、天皇だけは特別な身分であり、これは人間の平等を基本にする民主主義に反するものではないかという指摘がある。

 

 

また反面、帝国臣民は天皇の赤子であって、区別はないとの考えから、部落差別などへの防波堤となったことも事実だ。

 

 

記者はこの点を、原に聞いているのだが、彼の答えははぐらかすもので、全然答えになってない。

 

 

確かに原は象徴天皇制は、存続を図るかやめにするか、きちんと論議する段階にきているとは言っているものの、歯切れがよくないな。