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古本屋日誌
水曜日に、梅田で飲んだ先輩は長く中学受験の進学塾の日能研関西で社会を教えていた。
60になって時間給をこれまでの8割、担当の授業時間数も8割に減らしててしまう塾のやり方に反発して神戸地裁に訴えたこともある。(バカで無能な裁判官によって退けられてしまった)
彼は、西成公園に野宿している労働者の支援もやっている立派な人だ。
これはボランティアみたいにも見えるが先輩は元々は反体制運動として取り組んでいた。
イエスの「貧しきものは幸いである」や窮民革命論みたいな感じだな。
その正否はさておき、野宿している人の中にはペットとしてねこや犬をこうてる人もかなりいる。
自分が元気な間はいいが、体を壊して生活保護でアパートに移ってしまい、ペットは連れてはいけないケースや、本人が亡くなってしまうこともある。
猫や犬は公園に置き去りにされてしまうのだが、先輩はこれの世話もきちんとするのだ。
特に亡くなってしまう労働者から「あのな、すまんことなんやけど、このミィちゃんな(子猫の名前)あんじょうしたって欲しいねん。あなたしか頼める人おらへんねん、後生やからな」と言われるんだそうで、確かに遺言みたいなもんだから、無視するのは夢見が悪そうだ。
でも俺だったら、めんどくさいから、自分で世話はしないだろう。
引き取り手のいない猫を斡旋してくれるボランティアの人に委ねるだろう。
でも先輩は天使のような優しい人なので、自分でちゃんと面倒を見るのだ。
俺が「先輩‼️そんなもん残飯やっといたらええやん」ゆうと
「そんなもんどこにある‼️」と怒る。
なんでもちゃんとカリカリを買うてきてやってるんだそうで「値段がな前の1.4倍になってるし大変だ」ともいう。
さらに猫や犬は去勢手術を受けてない子もかなりいて、「行政とかボランティアの人とも相談して手術受けさすようになったわ。」と悲しそうにいうのは驚いた。
ペットが人間の中で生きていくには去勢手術は必要だし、俺は悪いことをしているとは全く思ったこともないけど、優しい先輩は、子どもを作る権利を奪われてしまった動物を思い遣っているわけだ。