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古本屋日誌

2024-01-30 12:05:00

去年のノンフィクション作品では伊澤理江の『黒い海』が世評も高く、大宅賞も受賞している。(逆に『同和のドン』はつまらなかった。この程度の人生で本にしようという神経がよくわからない)

 

2008年に太平洋上で突然沈没して乗組員17人が死んだ船舶事故の話だ。

 

 

当時、洋上はないでおり、また錨を下ろして極めて安全な停泊状態であったのに、短時間で5800Mの深海に沈んでしまった。

 

 

当初事故原因は三角波によるものといわれていたが、そうではなく潜水艦が艦底に衝突したせいではないかともいわれているのだ。

 

 

その正否も興味あるところだが、気になったのはマスコミ関係者の取材態度だ。

 

 

俺の小さい頃、テレビのワイドショーで、飛行機事故の遺族の家まで「取材」と称して出向いて、インターホンを押して「今のお気持ちはいかがですか❓」などとインタビューしていたのは、子供ながら無神経だと感じた。

 

 

しかしそれはもう半世紀も前の話だ。

 

 

 

2008年の今日、いくらなんでもそんな話はないだろうと思っていた。

 

 

ところがこの本によれば、マスコミ関係者は、沈没した船を捜索中の僚船に電話をかけて、捜索状況を聞き出そうとした。電話回線は2本しかないのにもかかわらずだ。

 

 

 

また記者会見の予定を伝えているのに、その開催前に記者がやってきて「記者会見での情報以外のやつを教えてくれ」と食い下がるのだ。

 

 

こんなことをされたら、当事者は腹が立つだろうなあ。

 

 

大した記事も書けないのに、取材態度だけは横柄、その程度の人間がマスコミ関係者なんだろう、と改めて感じた。