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古本屋日誌
くだらないコロナ騒動が終息して、京都は再びオーバーツーリズムとなっている。
観光業者は潤っていようが、関わりない住民にとってはわずらわしいことだろう。
そもそも旅行に出たくなるのは、かなりの部分が洗脳である。
日常を離れたくなったとか、旅先で癒されたいとか、そういうストレスの捌け口として旅行が選ばれるというのは思い込みに過ぎないということだ。
美味いメシなんか、自分住んでいる街でいくらでも安く食べられる。
温泉とかいっても、薬局でちゃんとした入浴剤をこうてきたら、旅先の源泉なるものと何も変わらない。
美しい風景とかいっても、近場でいくらでも楽しめるところがある、本人はバカだから知らないだけだ。
かなりの運賃を払い、時間もたくさん使って飛行機や特急に乗り続け、ホテルに辿り着いて、自分の住んでいる町でも食べられる程度の食事をありがたがっていただくことに意味があるのかということだ。
美しい風景といったところで、オーバーツーリズムでゴミも散乱しているし、そもそもたくさんの観光客で混み合っている。
ネットのイメージビデオや、パンフレットの美しい写真はプロのカメラマンや業者が何回も掃除してゴミを除去した上で、アングルを考えて撮った究極の一枚だ。そんなものに現地で出会えるわけがない。
また、ホテルや旅館、温泉の従業員も内心「あーまた来たのか、もう客多すぎる。やめてくれ‼️」思っているし、人間だから表情や仕草にもそのことは表れる。
その程度のことは、旅行客もさすがにわかっていながら、それでも休みになるとまた旅行に出てしまうというのは、洗脳のなせるわざだろう。
その影響で、京都市内は地価が上がり続けており、もはや古本屋の商売はやりづらくなってしまっている。
地価の上昇で賃料も上がってしまい、古本での売り上げではまかないきれないのだ。
一部の古本屋は店舗での営業を諦めて、ネットと全国の古本まつりへの出店で生き残ろうとしている。
ネットでの販売なら、登録料は高くても月に5千円くらいだから、安心だ。
古本屋といえば倉庫が必要なんだが、その賃料もバカにならない。
そこで、自家用のバンにみかん箱に詰め込んだ本を積み上げて、倉庫代わりにして、そのまま全国の古本まつりを巡業する営業形態をとるのだ。
なんか、ちょっと前の香具師みたいだよね。
車寅次郎みたいに、気の向くまま、風のふくまま流れに流れてというやつだよ。