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古本屋日誌

2024-01-04 00:04:00

やはりスカイAで2003年9月15日のタイガース優勝の試合を再放送していた。

 

試合はともかく、観客の応援スタイルが興味深い。

 

ライトスタンドやレフトスタンドに加えて一塁側のアルプススタンドの一部の客は、タイガースの攻撃中は、立ち上がって応援している。

 

今はライトスタンドも立って応援はしていない。

 

東京方面の球場ではまだ外野席はスタンディングで応援しているので、不思議な現象ではあるな。

 

 

俺はこの2003年はライトスタンドで観戦することが多かったが、仕事から直です甲子園に駆けつけて、弁当を座って食べていると、「にいちゃん、腹減ってんなやな、ゆっくり食べや」と気遣ってもらった覚えがある。

 

また選手の名前を書いた手書きのプレートを手にしている客はもいるのだが、かなり少ない。

 

矢野や赤星なんかは2枚のプレートにしたり、ジョージアリアスなんかは10枚くらいに分けて、横並びにたくさんの人が手に持って掲げている。

 

 

またライトスタンドでは、スタメン全選手のボードを集団で掲げるシーンがあった。

 

そんなどこから見えるのかもよくわからないものより、2003年のライトスタンドには選手名を大書した横断幕や巨大な旗が打ち振られていた。

 

 

今は手書きではなく、タイガースショップでこうてきた選手のネーム入りタオルを振っている人が多い。

 

これは小さなものだから、グラウンドからは何にも見えないだろう。

 

テレビに、たまさか映ることを期待してる人もいるのかも知れないが、大半の客は推しの気分だろうと思う。

 

 

自分お気に入りの選手のグッズをいろいろこうて応援しているし、そういう自分が好きなんだろうと思う。

 

 

俺は(そんな小さいタオルみたいなもん振っても、誰も見えへんねんからバカだよなあ)とも思うけど、グッズを持って応援している自分が好きだという価値観には文句をつけるいわれはない。

 

 

2003年はまだまだ同好のよしみで、知らない人同士が、その場で簡単に打ち解ける感じだったな。

 

 

ライトスタンドでは7回裏の風船飛ばしの際は、わざわざ自分の周りを見渡して、風船を持ってない人を探し出して「にーちゃん、これ使いや〜」と手渡ししていた。

 

 

知らない客同士の会話も途切れることなく続いた。

 

 

「わしの嫁はんはスワローズファンですねや」

「ほたら、仲悪なるやろ」

「いや、だいたいタイガースが弱いよって、向こうがええ思いしてますわ」

「あの今出てきた〇〇ゆうスワローズのピッチャーはえらい苦労人ですねや」

 

 

 

今は得点シーンでは知らない客同士のカンフーバットを叩き合ったり、ハイタッチして喜び合うことはあるものの、以前のようにいつまでも、ああでもない、こうでもないと話が続いていくことはないな。

 

2003年の甲子園はまだまだ巨大な田舎の人間関係が保たれていたが、現在それはもうない。