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古本屋日誌
昨日ABCのM1で2組目に登場したシシガシラがハゲをネタにした面白い漫才をやっていた。
その中で「今は看護婦はダメ、看護師ゆわなあかん」てなくだりがあった。
もちろんそんなことはない。
女の看護師は看護婦と呼んで、なんの問題もないし、男の方は看護士で区別することもできる。
看護婦では、男もいるのだから不適当だという批判にも看護婦、看護士で対応できる。
だいたいそんなことをいうのなら、なぜ弁護士だとか司法書士はそのままなんだ。
「士」は明らかに男という意味なんだから、女の弁護士や司法書士には不適当だろう。
みたいな話は、その通りだし、俺もいい加減バカな言葉狩りはやめろと思っている。
ただバカな人には、上に書いた程度の理屈すら理解してもらえないことも事実なんだよなあ。
そして、そういう人の方が多い。つまり言葉の制限はバカがたくさんいるせいで、常に行き過ぎてしまうのだ。
俺はだいぶ前に結核に罹患して、寝屋川市にある大阪病院に40日程度隔離入院していた。
大部屋には6人の患者がいたが、大半は70以上の年寄りで、看護婦の求める行動ができない。
例えば、食後に4種類の抗生剤を飲むのだが、その薬の名前を看護婦に毎回報告する決まりになっている。(なんでそんなことをしなければならないのか、いまだに不思議だ)ところがその薬の名前がややこしいのだ。
白いカプセルのがイスコチン、赤いのがリファンピシン、黄色がエブトール、粉薬のPZAというのだが、言いにくいよね。それでも毎食後のことだから、嫌でも覚えてしまう。
しかし、年寄り連中は全く覚える気もなく「看護婦さん‼️赤と白と黄色、粉」というのだ。
看護婦はそれを黙認しているのだが、「あのね、今はね看護婦言わへんの、看護師ゆわなあかへんで」と子どもに言い聞かせるような言い方で注意している。
看護婦をどう呼ぶかは、治療とも関係ないし、今やっている抗生剤の名称ともなんの関係もない。
だからこれは指示された通りにやらない年寄りへの嫌がらせなのだ。
訳のわからん差別語の屁理屈を利用して爺さんを攻撃しているわけで、俺はなるほどこういうやり方もあるんだなあと勉強になったな。
でも病院の看護婦さんは大変な仕事だよな。
言うことを聞かない患者もいるし、隔離病棟だから、嫌という気持ちもあるだろう。こんな批判めいた文章を書くやつもいる。
それでも、患者のために頑張ってくれているわけだから、俺は大したもんだと思っている。