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古本屋日誌
2023-12-20 16:56:00
わが国の経済はようやく回復基調で、かつてない賃上げで一息ついた労働者も多い。
しかし、経営者が無能な会社や、構造的に左前になっている業界では、賃上げどころか首切りや賃金カットが行われている。
労働者側は、労働組合を通じて会社と交渉することになるのだが、交渉にあたる執行部とか代表者は、仕事もできて、収入も多い人たちであることが多い。
インフレになってもとくに困ってないし、夫婦で働いていて、二人とも仕事ができたりして、家のローンなんかも早々と繰上げ返済を終わってたりする人たちなのだ。
さて、俺がいつも不思議で、面白いなあと、思うのはこの人たちの交渉術だ。
もちろん個人的に潤っていることは結構なことだし、それとその会社の労働者の現状とはなんの関係もない。
だから交渉では
「この寒い中、電気つけんと、毛布にくるまって生活してるんや、うそちゃうで」とか、
「生活がムリやさかい、上げてくれゆうてんねん」
「こっちは引かれへんで。生活かかってるんやから」
というようなセリフが経営者に向けられる。
非常に効果のあることばの数々で、経営者の譲歩を引き出せることがある。