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古本屋日誌

2023-12-06 01:30:00

タイガースの優勝と日本一は痛快極まりない事件で、当分その余韻に浸っていたいものだ。

 

 

俺は、9月あたまくらいまで、優勝するとは思っていなかったので、前半の試合はよく覚えていない。

 

 

「また間違いなく失速するだろうから、気合い入れて見ても仕方ない」と思っていた。

 

それで優勝、ニッポン一となった今日、振り返ろうにも記憶が曖昧で隔靴掻痒の感がある。

 

 

ところがよくしたもので、今CS放送で、ベストマッチの再放送があって実に素晴らしい。

 

 

4月1日の開幕2戦目の横浜戦では近本が、クローザーの山崎を打ち砕いて勝った。

 

 

クローザーを打つことなど滅多にないことだよなあ。特にタイガースにおいてはなあ。

 

 

12回の裏の攻撃はすでにツーアウト、そこから満塁のチャンスとなって近本に回ってきた。

 

 

山﨑は決め球のフォークがうまく決まらず、近本にはストレートで攻めていた。

 

150キロを優に越すストレートを少し振り遅れてファールになって、1-2と追い込まれた。

 

その次のストレートは見送られてボールとなったのだが、決め球のフォークは落差が今日は出ておらず、キャッチャーの坂本に弾き返されている。

 

 

その点ストレートなら、近本もさっき振り遅れているから、三振に取れる可能性が十分あると考えたのではなかろうか。

 

それで選択した150キロ台後半の外角のストレートなんだが、見事に狙い打たれて、センターオーバーのサヨナラヒットとなった。

 

 

人間の動体視力は150キロオーバーのストレートと140キロを越すフォークを目視で見極めることは不可能だ。

 

 

だから確率からしてストレートだとか、フォークだとか、予め配球を読んで対処するしかない。

 

 

近本の冷静な判断は大したものだ。

 

 

インタビューでは、タイムリーを打ってたあと、例の水かけでバッティンググローブが濡れてしまうのが嫌で、グローブを外しながら全力で外野まで走って逃げたと答えていた。

 

 

こんな緊迫した場面でも、グローブの心配までできるとは恐れ入るしかない。