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古本屋日誌
タイガースは昨日、バファローズを破り、日本一となった。
その前の試合で山本に14三振して、(なんでもこれはシリーズ記録ということだ)1点しか取れなかったのに、一夜明けたら引きずることも、影響されることもなかった。
昨日のバファローズの宮城は2戦目に、当たり全く打てなかったピッチャーなんだよな。
それにもかかわらず、4回にノイジーが追い込まれながら、内角に落ちてくるチェンジアップをスタンドに放り込んだ。
テレビで見たけど、落差の大きい、内角低めのボールで、それをどう打てばスタンドインするのか不思議だ。
これまでのタイガースでは考えられないことばかりだな。
優勝を決めた9月14日のジャイアンツ戦でも佐藤が低めのスライダーをバックスクリーンに放り込んだことも思い出される。
あのボールも難しい球だったよなあ。
これまでのタイガースは、非力で、才能も能力もない選手ばかりなのに、強力なカーブ打線やドラゴンズの投手陣、ジャイアンツの有名どころに立ち向かわないといけない感じがあった。
ファンの中には「大人の美學」みたいに考えてきた人たちがいる。
小学生の間なら「強いものに憧れるのは構わない(つまり、よく優勝するジャイアンツやスワローズ、カーブなどのファンでもいいということ)が、中学生になってもまだ、それではダメだ」などという意見があった。
これはキリスト教的な、キリスト教原理主義的な考えだ。
ユダヤの民は、出エジプト、バビロン捕囚、ナチスの虐殺など数々の辛酸を舐めた。1番抑圧されているがゆえに、1番美しく素晴らしいというわけだ。(マルクスの労働者階級への捉え方も実はおんなじだ)
でも普通に考えてそんなことがあるわけがない。
そもそも、今年のタイガースを見て、強いものの魅力は強烈だ、と思うよなあ。
強いものこそ美しいし、魅力的だ。