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古本屋日誌

2023-11-05 12:28:00

今はキャバレーは廃れてしまった。ミナミにはまだ「ミス大阪」などがあるのだが、以前隆盛を極めた大型キャバレーはもうないよな。

 

 

ちくま文庫の『上岡龍太郎かく語りき』は亡くなってから人気の本なんだが、そこに昭和43年の3月か4月のキャバレーでの余興のギャラの話が出てくる。

 

 

森進一を「バンド全部組んであごあしつけて東京から呼んで、四百万」とあるのだ。

 

 

当時の巨大キャバレーの隆盛ぶりがわかるし、そこに出ることがステイタスと捉えられていたともいえる。それはさておきこの文庫本の解説は立川談志だ。

 

 

「あのエキセントリックな少年パンチが、上岡龍太郎なんというごく平凡なTVの司会者になっちまったのは若き談志の誤認だとは思いたくない。」とある。

 

 

さらに「追伸」として、「上岡龍太郎、本心から己をまかせる芸種がないんだろう。その言い訳みたいな本である。」と書いているのだ。

 

 

談志の上岡への評価はかなり辛辣だよな。