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古本屋日誌

2023-11-08 16:10:00

先日大阪高裁でマスク裁判の控訴審判決があって、一審同様有罪判決だった。

 

 

その被告である奥野淳也が徳間書店から『マスク狂想曲』を出した。

 

なんでも奥野はもともと喘息の持病があって、マスクをつけるのは大変なんだという。

 

 

それにもかかわらず、北海道から大阪に帰るため、ピーチ・アビエーションの飛行機に搭乗したところ、マスクを付けるように言われ、拒絶してところ離陸後、新潟で降ろされた。

 

 

その後威力業務妨害、傷害、航空法違反の容疑で逮捕、起訴されるのだ。

 

 

この本はそのまま顛末が細かく記されていて、興味深い。

 

マスクを強制する風潮があったのは今となっては嘆かわしい。

 

 

その上で、この本で驚いたのは、周りの乗客の態度なのだ。

 

 

著者がピーチの機内で、「マスクを付けなければいけない規定はないだろう」「……」「さっきマスクしないと降ろす言われたけど、それは明らかに問題発言ですよね」などとピーチの職員と話をしていると、周りの乗客が

「あんた、ええ加減にしとけよ」とか「マスクしたらええやん」などと介入してきて、暴言を吐いたり、身体をつかんだりしたことだ。

 

 

目的地に早く着きたいのはわかるんだけど、無理からマスクをつけさそうとするピーチの対応は問題があるわけだから、むしろ、この乗客の肩を持ってもいいところなのに、全く逆だ。

 

大衆が時に愚かな行為に走るのは歴史的に珍しいことではないよな。

 

 

日露戦争の講和に反対して暴動を起こしたり、関東大震災の直後、朝鮮人などを殺したり、南京を占領した時も無辜の市民を数万人も殺したりといくらでもその例を挙げることができる。