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古本屋日誌
今日は秋晴れだ。昨日のお祭りの面白さが忘れられず、今日も四条河原町のまんだらけに行く。
今日は地下道の行列もない。初日に比べて、客数も落ち着いている。(当たり前だが)
あらためて売り場を観察してみたら、写真集、画集、図録、タレント写真集、SF文庫、雑誌のコーナーがとりわけ充実していることがわかった。
写真集や画集は、藤田嗣治、藤城清治、谷内六郎、アラーキー、森山大道、佐藤健寿、岡本太郎、鴨居玲、草間彌生、島村信之、渡辺克巳、勝平得之、赤瀬川原平、長新太など網羅されている。
徳川時代の国芳の画集、伊藤若冲の各種画集、図録もあるし、毎月三越が出していた小冊子も、1931年のものが何冊も置いてあった。(3800円)
ただこの頃、人気の川瀬巴水や伊藤深水のはなかったような気がする。
大阪や京都で活躍して、今も名前が受け継がれている長谷川貞信のものもなかった。
雑誌はガロ、com、ジャンプ、マガジン、チャンピオンなどがずらりと置いてある他、『POPEYE』『明星』『平凡パンチ』『宝島』『プレイボーイ』なんかもたくさんある。
ただ大阪のチャンネルゼロが出していた『プレイガイドジャーナル』『大阪青春地図』はなかった気がする。
また地元京都の『京都かわらばん』も『きょうと』(きょうと出版所)も全然ない。『京都青春地図』もない。
大阪で出していたいろんな雑誌は、売れないとの判断なのかもしれないが、置いてない。戦前の『上方』、食い道楽雑誌の『食道楽』、鶴屋八幡の『あまから』がそれだ。
神戸の『こべるこ』そして地元の『月刊京都』なんかも置いてなかった。
そういった小さな不満はあるはものの、全体としての在庫は大したもので、(あーあこんな本があるとは知らなんだ‼️)と教えてもらうことばかりだ。
また本のコンディション表記にも驚かされる。
カバーや小口の焼け具合などを明記するのは当然のことで、不思議はないのだが、天や地の状態、帯のコンディションに至るまで、小さな紙片に書き込んである。
美術書や図録、文学書は確かにコンディションにこだわるお客さんが多いのはよくわかる。
でもそういう、うるさい客対策でやっているのではなくて、古本業界のパイオニア、先覚者、リーダーとして、いい加減な仕事は出来ないという矜持のようなものが感じられた。