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古本屋日誌

2023-10-14 13:24:00

先日亡くなった上岡龍太郎の本は探している人も多い。

 

 

ちくま文庫からは『上岡龍太郎かく語りき』が1997年に出たが、初版だけで終わってしまい、品切れで長らく手に入らない状態だった。

 

 

古書価も高騰して5000円くらいでもなかなか手に入らない。

 

 

それが、上岡が死んで、追悼ということで今年の8月に重版がかかった。値段も946円で江湖の渇きを癒すことになった。

 

 

この本は上岡龍太郎が高校を出て、司会者としてデビューするところから始まる自伝で、いかにも上岡らしい歯切れの良い文章が魅力だ。

 

 

落語について上岡は「東京の漫才はだめ。漫才は大阪のもの。反対に、落語は大阪はだめ。落語は東京のものと判断していました。」てなことを書く。

 

 

具体例はあげてないけどそれはそうかもしれないと思わせられるよね。

 

 

(俺は上方落語しか聞かないけど、先日東京の『初天神』を聞いて、その面白さに驚いた。)

 

 

横山ノックとの出会いも興味深い。昭和35年当時ノックはパチンコの景品買いのようなことをやっていた。

 

 

「パチンコ屋から学生風の男が交換所に向かうところを捕まえて「いまから換えに行くんか❓」「そうです。」「ほたら、おれが換えたる」仮に三千円分あったら、「ほーら、二千円」ちゅうて渡すんです。そこでもし、相手が文句を言うたらポカポカに殴る、というような実に荒い稼ぎをやってました」