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古本屋日誌
今日は嫁と久しぶりに奈良公園に出向いた。
いろんな動物と遊んで、老後のひと時を楽しめるスポットなのだ。
秋晴れに恵まれ、小学生があまた遠足で訪れている。子どもの大群は楽しむどころではないように思えるが、そんなことはない。
子どもは基本的にはバカだ。つまりなんでもやり過ぎてしまう。
せんべいをこうて、さてやりましょうとなると、小出しにする知恵もないし、本当は鞄に隠し持っているが、鹿の目の前で両手を振ってないふりをすることもできない。
両手に10枚のせんべいを抱えて、それこそ5、6頭の大人の鹿に追尾されていく。
実に愉快だよな。
「うわー誰か助けて‼️助けて‼️鹿がいっぱい‼️助けて‼️誰か‼️なあて‼️助けて‼️」
笑けるよなあ。だれがお前など助けるものか。
さて、ここにすまう鹿は、押し寄せる観光客が買い与えるせんべいに堪能しているように見える。
以前来た時は10まいで200円の煎餅を買い求めるや、わらわらあっちからもこっちからも鹿の群れが押し寄せて、お辞儀を繰り返しつつ、袖やズボンの裾を噛んだり、頭突きを繰り返したりして催促してきた。
今回は基本的にはそこまでのことはなく、安いせんべいをもらうのにお辞儀までしてくれる鹿に癒されて、旧交を温めることができた。
ことし産まれたばかりと思しきバンビは、母親らと一緒にくつろいでいるのだが、嫁が煎餅を与えようとすると、びっくりしたように逃げる。
周りの、他の大きな鹿たちが争うように頬張ってバリバリ食べているのを目にしているのに、自分は食べないのだ。
これは不思議だな。
本当は口にしたいのだが、それを親や兄弟に目撃されたら後で「おんどれ、最前勝手にわしらのせんべい食とったやろ。ネタはあがっとんのじゃ‼️」と折檻されるのかもしれない。
国立博物館横の芝生では「Cフェスタ」と称してキッチンカーや出店がずらりと並び、揚げたてのポテトチップス、ソーセージ、ハンバーガー、カレー、ピザ、わらび餅、みたらし、コーヒー、そして、もちろんビールを楽しむことができる。
南大門を入り、大仏殿の廻廊前にある池のほとりには大きな30センチくらいある麩が100円で売っていて、池にたくさんいる鯉、鮎、亀、えび、こまんじゃこに雨霰とやることができる。
池のほとりでは鳩もやってきて、くれくれくれとせがむので、これにも楽しく与えることができる。
もちろん鹿も目ざとく嗅ぎつけてやってきてはせがむのだが、さすがにこれには与えず、池の周囲を足早に移動して避ける。
国宝の二月堂には無料で上がることもでき、お水取りが行われる廻廊から、奈良公園、市街をゆったりながめることもできるし、和蝋燭やお線香が薫るのを楽しむこともできる。