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古本屋日誌
2023-10-11 20:31:00
今日で天王寺さんの古本市は終了。
これまで古本市の終了に立ち会ったことはなかったので、今回思い立って、終了時刻の午後4時の30分くらい前に行ってみた。
少し風景が変わっている。
これまでは大きな平台の上に本を並べてさらに、平台の上に本棚を2段組み上げてそこにも本をびっしり詰め込んでいたのだが、どの店もその本棚は取払い、見通しのよくなった平台に本を並べている。
滋賀の古本屋のクロックワークは150円の文庫を100円に、大阪の淡路の古本屋は平台の本を半額に、京都のシルヴァン書房は文庫本や単行本を1冊100円、3冊なら200円にしていた。
そして100円均一コーナーでは500円で大きなレジ袋を買い、本を詰め放題といういつもの企画をやっていた。
そして既に撤収の準備も進められていて、単行本や文庫本が積み上げられて、紐でゆわえてあって、そこには「つぶし」と書いた紙の札が付けられてある。
「つぶし」とは持って帰らない、ここで処分するという意味だろう。
今回の古本市は期間中、2日間くらい断続的に雨が続いた。
その間は屋外に出してある平台にはブルーシートや透明なビニールシートがかけてあったわけだが、それでも強い雨足で、隙間から雨水が浸入して本を濡らして、カバーに水濡れの痕跡が露わになっているものがある。
そんな本の一つが大江健三郎の『燃え上がる緑の木』全三巻、新潮文庫、初版、帯付きだった。
この本は今も新刊で手に入るのだけれど、初版できれいな帯が付いているものは貴重だから、少しかわいそうな気分になった。