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古本屋日誌
2023-09-14 11:14:00
今日はタイガースの優勝がかかった試合が甲子園である。
前から友人に今日、14日のチケットを取ってもらっていたのだが、こんなに早く優勝が決まるとは思っていなかったので、驚いている。
9月の優勝が決まる大事な時期にタイガースはかならず失速し、連敗を繰り返して優勝できなかった過去が積み重なっている。
それが今年は9月は10連勝中で、何人たりとも想像だに出来なかった状況だ。
試合はタイガースのリードで8回になって、one out2塁の場面で、石井が登板してきた。
投手は自分の采配で、投げるタイミングを決められる孤高の存在だ。
野手の視線も彼の動きだけに注がれるし、甲子園を埋め尽くす40000観衆の視線も自分だけに集まっている。
ピッチャーはそれを喜びとしなければならない。
石井はそういう野手から注がれる嫉妬にも似た視線や、観客のジリジリした感情を楽しんでいる。
キャッチャーがボールを彼に、投げ返してくる時、わざわざプレートから3歩も4歩もホームベースに近寄って受け取る。
そしてくるりと背を向けて、ゆっくりゆっくり一歩ずつ感触を楽しむかのようにマウンドに戻るのだ。
ピッチャーはこうでないといけない。
