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古本屋日誌
昨日は甲子園のジャイアンツ戦で、見事に完封勝ちして、優勝が目睫の間となった。
西が9回を投げ抜いて、わずか2安打に抑えるという見事なものだった。
西は、今年の春の『月刊タイガース』の巻頭インタビューに登場して、興味深いことを話していた。
自分は敗戦のことをいちいち気にしない。
長く仕事ができることを考えて力を尽くすようにしている。
そのプレッシャーは大きいが、甲子園のあの歓声はそれを補ってあまりあるものだ。
ピッチャーだけがあのものすごい声援を受けることができるので、こたえられない楽しみだ。
こういう話なんだよなあ。
しかし、甲子園での声援は基本的にはタイガースの攻撃時に行うもので、西が投げる時は相手チームの攻撃時だから、おとなしいものだ。
投手に声援となれば、ピンチでの『がんばれ‼️』コールとかストライクが入った時の拍手くらいしか思いつかない。
俺は『がんばれ‼️』というコールもストライクの拍手もバカバカしいと思っているけどね。
プロの投手がストライクを取るのは当たり前だ。
いちいち拍手する連中はバカではないのかな。
やられるピッチャーも小馬鹿にされているように思うだろう。
『がんばれ‼️』も耳障りだ。
プロ野球なんだから頑張るのは前提だよな。
素人でもあるまいに、頑張ってる姿を見せて何が面白いんだろう。
プロの投手なら、サラリとカッコよく、何事もなかったかのように投げていくものではないか。
当然、西もこんなものを評価するわけはなかろう。
となれば彼のいう「あの甲子園の歓声」とはなんなんだろうか❓
昨日の試合後のヒーローインタビューでようやくその謎が解けた。
彼は「9回のマウンドに上がって、その歓声に泣きそうになりました」と言った。
つまり、タイガースの勝利が目前となり、球場が「ウオー、ウオー」という形容し難い歓声に包まれる雰囲気が素晴らしいということなのだ。
(俺はあの、「あと一人‼️」というコールは気に食わない。投手に投げ急ぐ変なプレッシャーを与えかねないから、そもそも意味がないどころか、有害ではないか。こういうバカげた声援をやる連中を心底軽蔑している)
しかし西が9回まで投げたのは今シーズン2回目だから、普通はそんな大声援は受けてないよなあ。
その時の感動がよほど大きいものだったのか、まだ謎は残る。